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アラフォー男性ライターの日米プロ野球コラム

国内のプロ野球からメジャーリーグについてまで盛り沢山!

ロッテファンはなぜかくも多いのか?

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 ヤフオクドームでのソフトバンクとの開幕カードで3連敗を喫した千葉ロッテの本拠地での開幕試合が今日から始まる。ロッテの予告先発は、先日行われたWBC第1次ラウンドでのキューバとの開幕戦で先発した石川歩だ。

 そのロッテの本拠地であるZOZOマリンスタジアムだが、昨日3日、チケットが完売し、当日券の販売も行わないという。

 約4万6千人を収容する東京ドームは、主に巨人戦で指定券が完売しても立ち見の当日券は販売するが、ZOZOマリンスタジアムの収容人数は約3万人という違いなのだろうか。

 他の屋外球場の収容人数は、楽天の本拠地宮城球場Koboパーク宮城)が約3万人、ヤクルトの本拠地神宮球場が約3万5千人、甲子園が約4万8千人、横浜スタジアムが約3万人、マツダ ズーム・ズーム スタジアム広島が約3万3千人である。

 今から7年前、2010年のロッテー中日の日本シリーズ千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリンスタジアム)に観に行こうとして、指定券を電話予約しようとしたところ、発売時間開始と同時に電話したにもかかわらず、何度かけてもつながることなくその日の夕方に完売し、結局購入できなかった記憶がある。まさに人気グループのコンサートのチケット並みの競争率だ。結局金券ショップで購入したが、1枚3万円ぐらいした記憶がある。何分にも7年前なので正確には覚えていないが。

 また球場の雰囲気もロッテ一色だったのを覚えている。阪神ファンの黄色いメガホンで一色に染まる甲子園といい勝負なのではないだろうか。

 ロッテは1978年に川崎球場を本拠地とする前までは、特定の本拠地を持たず、現在楽天の本拠地である宮城球場をはじめ、都内の後楽園球場、神宮球場などで主催試合を行っていた経緯がある。また当時の川崎球場はシーズン中は常に閑古鳥が鳴いていたのを記憶している。1988年だったか、当時西武と優勝争いをしていた近鉄が、ロッテとの最終試合に勝てば逆転優勝となる日に近鉄ファンがどっと押しかけたぐらいではないだろうか。

 1992年に現在のZOZOマリンスタジアムを本拠地とするわけだが、現在のように人気球団となった背景には、2004年に就任したボビー・バレンタイン監督の功績が大きいのではなかろうか。翌2005年には4番にサブローを起用し、この年から導入されたセパ交流戦では24勝11敗で優勝している。そして10年ぶりにAクラス入りし、プレーオフ(上位3チームによるリーグ優勝決定戦。日本シリーズ進出決定戦のクライマックスシリーズとは異なり現在は行われていない)では第1ステージで西武、ファイナルステージでソフトバンクを下し、また日本シリーズでは阪神を4連勝で破って31年ぶりの日本一に輝いている。

 4番を務めていたサブローは昨年引退し、伊東勤監督は今年で5年目となるわけだが、パリーグでは今年も昨年に続いて日本ハムソフトバンクの2強の優勝争いになるというのが大方の予想である。果たしてロッテがこの2強に食い込めるかが注目だろう。

大谷の真の「二刀流」の姿が6月に観られる

 プロ野球開幕3連戦が終わり、中日、ロッテ、オリックスが3連敗を喫してしまったが、ペナントレースはまだまだこれから。明日からの試合、気持ちを切り替えて挑んでほしい。

 やはり一際目立ったのは、日本ハム大谷翔平だろう。西武との開幕3連戦、1勝2敗と負け越しはしたが、打者として3番DHで3試合に出場し、12打数8安打でホームランも1本打っている。打率も6割6分7厘と好調なスタートだ。

 そんな大谷が開幕早々にも中継ぎで投手復帰するかもしれないと栗山監督が口にしたようだ。右足首痛の影響で調整が遅れている投手大谷について「最初からムチは打つ。いけるんだったら、いく」と述べ、4月中にも1軍での中継ぎ登板としての復帰を示唆したようだ。

 彼の投手復帰も待ち遠しいが、やはり「二刀流 大谷翔平」の真の姿を早く観たいものである。そう、5月末から始まるセパ交流戦でである。交流戦では、セリーグの本拠地の試合ではDH制が採用されないため、3番投手大谷、あるいは4番投手大谷が観られるかもしれないということだ。日本ハムの最初のセリーグチームの本拠地試合は、6月2日の甲子園での阪神戦である。交流戦だからこそ観られるわけである。

 先日行われたWBCは全試合DH制が採用された。大谷は出場を回避したが、仮に出場していても、ピッチングはできないので、シーズン同様DHのみでの起用となっていただろう。

 しかも驚いたことに、交流戦で、DH制のないセリーグチームの本拠地で大谷が登板する時は、打撃練習は行わないということである。練習中はピッチングのみに専念し、試合が始まると、ぶっつけ本番で打席に入るわけである。

 今季か来季オフにはメジャーに移籍すると思われるが、昨年のワールドシリーズで世界一に輝いたシカゴ・カブスも所属する、DH制のないナショナルリーグが今年からDH制を採用するとの動きもあったが、結局白紙に終わったようだ。ナショナルリーグのチームに入った場合、ぜひ同じ日に投げて、同時に打席にも立ってもらいたいところだが、登板しない日に打席に立つ場合、どこを守るかということが問題となる。

 また「二刀流」である以上、怪我のリスクが極端な話、一般の選手の倍であることも考慮しなければならない。昨年右足首を痛めて今年のWBCの出場を投手としても打者としても断念せざるを得なかったのが物語っている。

 「二刀流 大谷翔平」、日本のプロ野球では今季限りで見納めになってしまうのか。オフにメジャー移籍が決まった場合、移籍先の球団が実に気になるところだ。

東京五輪にはメジャーリーガーは出られない

 今日からプロ野球が開幕する。今日は全てナイトゲームで全6試合行われる。開幕投手など各チームの戦力比較については、新聞や専門誌をはじめ、マスコミで多く取り上げられているのでここでは割愛する。

 3年後に開かれる東京五輪で野球がまた種目に加わったが、現状ではオリンピックにはメジャーリーグでプレーする選手は出られないというのをご存知だろうか。現に、星野仙一氏が監督を務めた2008年北京五輪の時も、選手は全て国内組で、メジャーリーグの選手は一人もいなかった。当時金メダルしかいらないと公言していた星野氏だったが、準決勝で韓国に、3位決定戦でアメリカに敗れ、銅メダルすら取れなかったわけである。

 2006年、2009年、特に2009年の第2回WBCでは、イチローをはじめ、多くのメジャーリーガーが日本代表に加わってくれたから、優勝に貢献できたのかもしれない。2009年の第2回WBCでは、前年の北京五輪の準決勝で敗れた韓国との決勝戦で、9回裏に同点に追いつかれ、延長戦の10回表にイチローが決勝打を打ったシーンは人々の記憶に新しいはずである。

 日本代表におけるメジャーリーガーはあくまで助っ人外国人と同じと見ていいという意見もあるが、今後の国際大会では同じ日本人選手としてもっとチームに加わってほしいものである。

 今大会のWBCを以て退任した小久保監督の後任人事が進められているが、次期監督は2010年東京五輪の監督を任せれる可能性が高く注目視されている。熊崎コミッショナーは後任人事について、「4,5月には3年半後のオリンピックを見据えて、監督人事を含めた新しい体制づくりについて議論することになる」と述べている。ちなみに新監督の有力候補は、原辰徳前巨人監督、中畑清DeNA監督、また監督経験はないものの、巨人やヤンキースで活躍した松井秀喜氏らの名前が挙がっている。

 新監督は11月に韓国、台湾と合同で主催する24歳以下の新設の国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」から指揮を執る。それまでには誕生しているはずだが、現状ではこの次期代表監督人事はなかなか進展していないようである。

 もし日本ハム大谷翔平が再来年オフまでにメジャーに移籍した場合、3年後彼の姿を東京五輪で観られないのは非常に残念である。3年後の東京五輪では、その大谷翔平といった有能な選手の代わりを国内組から探さなければいけないわけであって、東京五輪で指揮を執るであろう次期代表監督はこれまで以上にチーム編成に神経を注がなければならないわけであり、責任重大となることは間違いないだろう。

クライマックスシリーズ導入から10年経って・・・

 クライマックスシリーズが導入されて10年が経った。クライマックスシリーズとは、セパ両リーグがシーズン終了後に上位3チームで争い、それぞれ日本シリーズに進出するチームを決めるというものである。従って必ずしもシーズン1位のリーグ優勝したチームが勝ちあがるとは限らないわけである。

  クライマックスシリーズには第1ステージとファイナルステージとがあり、まず第1ステージでは、シーズン2位と3位のチームが、2位のチームの本拠地で全3試合行い、先に2勝した方がファイナルステージ進出となる。ファイナルステージでは、1位のチーム、すなわちリーグ優勝したチームの本拠地で全6試合行い、先に4勝した方が日本シリーズ進出となる。ただ、リーグ優勝したチームには1勝のアドバンテージがあるため、リーグ優勝のチームは先に3勝すればよいわけである。

  導入の背景には、プロ野球そのものの人気低迷や、どこかのチームが早々とリーグ優勝を決めた場合、残った消化試合が盛り上がらなくなってしまったことなどが挙げられる。

  これまでシーズンを1位で終えたリーグ優勝したチーム以外で、クライマックスシリーズを勝ちあがり、日本シリーズに進出したチームは、2007年の中日(セリーグ2位)、2010年のロッテ(パリーグ3位)、2014年の阪神セリーグ2位)のみであり、このうち2007年の中日と、2010年のロッテは日本シリーズも勝ち上がり、日本一にも輝いている。

  ちょうど10年前、このクライマックスシリーズが導入された年にも球界で色々と賛否両論あったわけであり、「そもそもリーグ優勝していないチームが日本一というのはおかしい」などの意見が多数だった。元中日監督の落合博満氏は「勝率5割に満たないチームが日本一になる可能性もある」と言い導入に前向きではなかった。折しもこの年、落合監督率いる中日がセリーグ2位からクライマックスシリーズ日本シリーズと勝ち上がり、当時セリーグ優勝チームの巨人を差し置いて日本一に輝いてしまったわけである。

  ここからは私見であるが、仮に前述の落合氏の意見に従うならば、シーズン3位に終わったチームなどで勝率5割に満たなかった場合、クライマックスシリーズ進出資格を停止して、1位と2位のみによるファイナルステージだけ行えばどうだろうか。昨年の例でいうと、セリーグ3位のDeNA(勝率4割9分3厘)である。昨年のセリーグを例にすれば、1位の広島と2位の巨人のみによるファイナルステージだけ行うということである。ちなみに昨年は、DeNAが第1ステージで巨人を破って勝ち上がり、ファイナルステージは、広島とDeNAで争った。(結果的には広島がアドバンテージの1勝を含む4勝1敗で日本シリーズに進出した)

  メジャーリーグでも、ワイルドカード(地区優勝チーム以外の勝率の最も高いチーム)から世界一になったケースもあるにはあるが、ワイルドカードのチームは、別の地区の優勝チームより勝率が高かったりすることもあるわけであり、クライマックスシリーズとはまた訳が違う。

  今後の球界での意見次第でさらなるルール改正も予想されるが、クライマックスシリーズ日本シリーズといったポストシーズンだけに人気が集中するようなことなく、レギュラーシーズンから常に野球を楽しめるように、プロ野球ファンの期待を裏切らないルール作りに取り組んでいってほしいと思う。

4球投げずして敬遠とはどうか?


新庄剛志 敬遠球をサヨナラヒット!

 今季からメジャーリーグで、監督が審判に申し出れば、ピッチャーは4球投げずして打者を1塁へ歩かせられるという、敬遠申告制が導入されるのをご存知だろうか。

 何でも試合時間の短縮が主な目的で、バスケットボールのNBAなどにメジャーリーグの人気が押されている原因は、試合時間が長すぎるからだという、コミッショナーのマンフレッド氏の意見がきっかけだそうだ。

 とは言っても短縮される時間はわずか1分。メジャーリーグでのルール変更は翌年から日本でも採用されることが多く、日本球界で早くも賛否両論が沸き起こっているようだ。

 敬遠にまつわるドラマは球史に多いわけである。最近では1999年6月12日の阪神ー巨人戦(甲子園)で4-4の同点で迎えた延長12回裏、一死一、三塁の場面で4番だった新庄剛志を巨人バッテリーは歩かせようとし、ピッチャー槙原が外角に投じた2球目を何と新庄が思い切り踏み込んで当てると、レフト前ヒットとなり阪神のサヨナラ勝利となったわけである。

 また敬遠球をあえて空振りして反発した例もある。1982年、当時首位打者を太洋の長崎慶一と争っていた中日の田尾安志である。

 前の打者が敬遠されている時にネクストバッターズサークルで待機している打者が、「なめられてたまるか」といわんばかりに奮起することだってよくあること。観客からのブーイングも後押ししてくれるわけである。

 この「敬遠申告制」、来季から本当に日本のプロ野球でも採用されてしまうのか、これからも色々と物議を醸しだしそうだ。

敗因は環境の変化でも「力不足」と言う菊池に脱帽

 昨日行われた第4回WBC準決勝で日本は敗れた。結果的には、4回の二塁菊池のエラーと、8回の三塁松田のファンブルが失点につながり、敗北を喫してしまったわけであるが、2006年のWBCを経験している元ロッテの里崎智也氏をはじめ、多くの専門家が指摘しているように、やはり環境の変化が大きな敗因だったことは間違いない。

 舞台は人工芝の東京ドームから天然芝の屋外球場へと変わった。菊池が普段プレーしているマツダスタジアムも天然芝だが、ドジャースタジアムとは芝の長さが違うと本人は言う。菊池曰く「芝は短いので打球はそれほど死なない。守りやすい」とのことだったが、昨日は雨が降っていた。グラウンドが想像以上に滑りやすかったとの結論になるが、それでも「自分の力不足」と反省する菊池には恐れ入った。

 昨日はもう過去の事。3年後の東京五輪、そして4年後のWBCを見据えて、日本野球の強さを世界に見せつけられるよう今から取り組んでほしい。