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アラフォースポーツライターの日米プロ野球コラム

国内のプロ野球からメジャーリーグについてまで盛り沢山!

NPBでもチャレンジ制度を導入できるか?

 先月19日の、緒方監督が退場となった広島対DeNA戦での一塁アウトの判定といい、先週6日の阪神対広島戦での本塁クロスプレーの判定といい、審判の誤審が相次いでいるようだが、確かに野球評論家の張本勲氏も言うように審判のレベルが落ちているのかもしれないだろう。

 先月19日のマツダスタジアムでの試合では、ショートゴロを放った小窪が1塁にヘッドスライディングするも1塁山路塁審の判定はアウトで、抗議しに行った緒方監督は暴言を吐いたとされ退場処分となったわけであり、先週6日の甲子園での試合では、江越が本塁にヘッドスライディングし、球審真鍋の判定はセーフで一度は阪神の得点が認められたが、リプレー検証が行われた結果アウトに覆ったわけである。

 現在リプレー検証は本塁での判定に関してのみしか行われておらず、また飛球がホームランかどうかの判定にも行われている。

 そもそもビデオ判定を導入するよう最初に訴えたのは巨人であり、遡ること11年前、李承ヨプのホームランが取り消しになったことがきっかけらしい。日本のプロ野球でビデオ判定が導入されたのは2010年からであり、本塁クロスプレーに関しても行われるようになったのは昨シーズンからである。

 ちなみにメジャーリーグではチャレンジ制度というのがあり、全30球団の球場にカメラを複数設置し、ニューヨークのスタジオで一括管理している。監督が試合中に審判の判定に異議を申し立てれば、試合開始から6回までに一度、7回から試合終了までに2度、ビデオ判定を要求できる。但しボール、ストライクの判定に関しては行われない。日本のプロ野球においても、このチャレンジ制度の導入については12球団の監督からの要望が多いものの、審判側の意見もあって導入されていない。

 確かに、走塁の際のアウト、セーフの判定、飛球がホームランかファウルかあるいはヒットかの判定一つ一つをリプレー検証に頼ったら、試合の遅延もさることながら、審判の本来の役割に疑問を呈することになるだろう。

 どうすればより公平性を保った野球ができるか、これからも球界で様々な意見が沸き起こると思うが、前述のメジャーリーグで導入されているチャレンジ制度を日本のプロ野球で導入するかどうかについても既に賛否両論分かれているようである。もちろん一番の問題はコストだろうが、やはり前述したように、肉眼で判断し、判定を下すという審判の本来の役割が損なわれるという問題があるようだ。